帝王切開の麻酔 Q&A

Q11. 手術のあとは痛くありませんか?

帝王切開の後は、お母さんがなるべく快適に過ごせるように痛み止めを用います。 痛み止めの方法は、麻酔方法や施設の方針によって大きく異なります。 脊髄くも膜下硬膜外併用麻酔(Q5を参照してください)を受けたときには、背中から硬膜外腔に入っている細い管に、持続的に痛み止めを注入することが多いでしょう。 脊髄くも膜下麻酔(Q4を参照してください)を受けたときには、 麻酔のときに時間効果の長いある痛み止めを入れることもありますし、手術後に点滴や筋肉注射、または坐薬の痛み止めを使うこともあります。 全身麻酔の後にも点滴や筋肉注射、または坐薬の痛み止めを使うことが多いでしょう。 またお母さん自身が、自分で鎮痛薬の量を調節できる器具を使って、点滴や硬膜外腔から痛み止めを入れる場合や、神経ブロック(痛みを伝える神経を狙って痛み止めの薬を注射する場合)もあります。 どのような方法を採るかは施設によって違いますので、詳しくは担当医にお尋ねください。