お知らせ

『母体安全への提言2021』が発刊されました。

公開日: 2022年10月06日
妊産婦死亡症例検討評価委員会、日本産婦人科医会より『母体安全への提言2021』が発刊されました。

母体安全への提言2021

2021年度版の提言は5つです。

提言 1:産科危機的出血の初期対応時、血中フィブリノゲン値を迅速に確認し、速やかに凝固因子の補充を行う

提言 2:子宮腺筋症核出術後妊娠では、癒着胎盤・子宮破裂に注意して管理する
1) 緊急時に対応するため、高次施設での周産期管理、管理入院とする
2) 胎盤付着部位が術創部に一致して認められる場合、癒着胎盤の合併を考える
3) 腹痛、頻回の子宮収縮を認める場合は子宮破裂を考えて精査する

提言 3:全身麻酔の気道確保困難による妊産婦死亡を削減する
1) 麻酔を予定している全症例で麻酔リスクの評価を行い、気道確保や脊髄幹麻酔の困難が予想される症例は高次施設へ紹介する
2) 脊髄幹麻酔が成功しなかった場合や、やむをえず全身麻酔を導入して喉頭展開時の声門視認が難しい場合は、麻酔を安全に中断し、高次施設に搬送する

提言 4:各地域で母体急変の講習会を開催し、施設内と共に、施設間の連携システムを構築する

提言 5:妊産婦死亡が起こった場合を想定し、遺族に対し、解剖について適切な説明ができるよう、事前に自施設で準備する

JSOAP安全委員会