無痛分娩 Q&A

Q9. 計画分娩(誘発分娩)はどのように行うのですか?

計画分娩(誘発分娩)を行うには、赤ちゃんが十分に成熟していることと、経腟分娩が可能なことが前提です。過去に子宮の手術をしたことのある場合や胎盤の位置・赤ちゃんの向きが通常と異なる場合は、計画分娩(誘発分娩)が可能であるか担当医に聞いてみましょう。日取りは、お腹の張りが頻繁になり、子宮の出口が柔らかくなる(熟化といいます)時期を選びます。方法は施設によって少し異なりますが、次の方法を組み合わせて行います。

器具を使って熟化を進める方法

子宮の出口の熟化が進んでいない場合には、子宮の出口に小さい風船のようなものや柔らかい棒状のものを入れて熟化を促します。

薬を使う方法 ①

陣痛を強めるには子宮収縮薬の点滴をおこないます。人によって効果が異なるため、少しの量から始めて、だんだんに増やしていきます。陣痛が強くなりすぎると赤ちゃんの酸素が足りなくなったり子宮が裂けたりすることがあるので、分娩進行中は赤ちゃんの心音(心拍数)と子宮収縮の状態を注意深く観察します。

薬を使う方法 ②

点滴の子宮収縮薬を始める前に、飲み薬の子宮収縮薬が使われることがあります。この場合も、赤ちゃんの心音の監視が必要です。

計画分娩(誘発分娩)は、無痛分娩のサポートとして行うだけではなく、妊婦さんや赤ちゃんに病気がある場合にも行います。計画的に分娩を行うことで、分娩中を通してずっと、専門的な知識を持つスタッフが待機し、母児の状況の変化にすぐ対応できるメリットがあるためです。分娩誘発の方法については、産科担当医より十分に説明をお受けになることをおすすめします。