無痛分娩 Q&A

Q11. 硬膜外無痛分娩をしたとき、お産のあとはどうなりますか?

施設により多少の違いはありますが、分娩が終わったら硬膜外からの薬の投与を止めます。痛み止めの効果は少しずつ弱くなり、多くは数時間で切れます。

背中に入れていた細い管(カテーテル)は、分娩後に痛み止めが不要であれば抜くことが多いですが、状況によってはしばらく残して経過を見る場合もあります。

無痛分娩では、薬の影響で足の感覚が鈍くなったり、力が入りにくくなったりすることがあります。そのため、歩けるようになるまでは転倒を防ぐために必ずスタッフが確認し、必要に応じて介助します。

また、無痛分娩後は尿がたまっても感じにくくなったり、尿が出しにくくなったりすること(産後尿閉)があります(※1)。必要な場合は細い管で尿を出す(導尿)ことがあります。麻酔の効果が切れた後も、排尿後も尿が膀胱に残ってしまうことがあるので、尿の出方が少ない、すっきりと排尿した感覚がないということがあれば、医療スタッフに報告してください。

それ以外の点(赤ちゃんとの接し方、授乳、産後の過ごし方など)は、基本的に無痛分娩をしなかった場合と大きく変わりません。不安な症状があれば、遠慮なく医師や助産師に相談してください。

  • ※1. Li L, Chen Q, Li H, Yi S. Risk factors for postpartum urinary retention: An updated systematic review and meta-analysis. Int J Gynaecol Obstet. 2025;168:10-24. doi:10.1002/ijgo.15802.