帝王切開の麻酔 Q&A

Q6. 局所麻酔で手術をしても、手術中に痛かったり苦しかったりしませんか?

帝王切開の局所麻酔のときには、胸から足先にかけて痛みを感じなくなります。また、冷たいものを冷たいと感じることもなくなります。 しかし、触られたり、押されたり、引っ張られたりする感覚は残っています。したがって、手術中にお腹を押されたり、引っ張られたりするのを感じます。 また、赤ちゃんを子宮から出すときにはお腹の上のほうを ぐっと押して、赤ちゃんが産まれてくるのを助けることがあり、そのときはお母さんにその圧迫感をがまんしてもらわなければなりません。 しかし痛みをがまんする必要はありません。もし痛いと感じたら、麻酔担当医や周囲のスタッフに伝えてください。痛み止めを追加し、お母さんが快適に過ごせるようにします。

麻酔の効果が首の方まで広がったときには、多少息苦しいこともあるかもしれません。 息ができなくなることはめったにありませんが、とても苦しい場合には麻酔担当医や周囲のスタッフに伝えてください。 逆に、局所麻酔の鎮痛効果が十分でないときには、全身麻酔に変更することもあります。