第130回日本産科麻酔学会学術集会

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ご挨拶

第130回日本産科麻酔学会学術集会
会長 倉澤健太郎
横浜市立市民病院 産婦人科 科長部長
横浜市立大学大学院 客員教授

 このたび、第130回日本産科麻酔学会学術集会を、2026年12月12日(土)・13日(日)の2日間、パシフィコ横浜において開催させていただく運びとなりました。長い歴史と伝統を有する本学術集会の会長を拝命し、大変光栄に存じますとともに、その責任の重さをあらためて感じております。
 本学術集会のテーマは「痛みに寄り添うやさしさの中にサイエンスを」といたしました。「やさしさの中にサイエンスを」というのは、私の恩師でもある横浜市立大学産婦人科学講座前教授の平原史樹名誉教授の教えでもあり、当時の教室のテーマでした。それは知識と技術だけではなく、厳しい目線をもちながらも患者さんには優しくあってほしいという視座だと思います。産科医療における麻酔の役割は、単に痛みを取り除く技術にとどまらず、妊産婦一人ひとりの不安や価値観に寄り添い、安全性と質を科学的根拠に基づいて高めていくことにあります。やさしさとサイエンス、その両立こそが、これからの産科麻酔に求められる姿であると考えております。
 近年、分娩を取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。少子化にあえぐ中で敢えて行われようとしている分娩の保険適用化に向けた議論や、無痛分娩のさらなる普及は、社会的要請であると同時に、私たち産科医・麻酔科医にとって新たな責務と課題を提示しています。本学術集会では、こうした制度・社会の変化を見据えながら、無痛分娩の安全性向上、教育体制、チーム医療、倫理的側面などについて、多角的に議論できる場を提供したいと考えております。
 会場となるパシフィコ横浜は、交通アクセスに優れ、全国各地からご参加いただきやすい環境を備えております。活発な学術交流はもちろんのこと、参加者の皆様が快適に過ごし、対面ならではの議論と交流を深めていただける場となることを期待しております。
 本学術集会が、産科麻酔の未来を見据え、日々の臨床に還元できる知見と、新たな気づきを共有する機会となることを願っております。多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げます。

2026年1月吉日

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